【阪神】育成4位・川崎俊哲、夢は実家の輪島塗商品を甲子園で発売「売れてくれたらうれしい」
阪神の育成ドラフト4位・川崎俊哲(としあき)内野手(23)=日本海L石川=が11日、甲子園での伝統工芸品「輪島塗」の発売を夢見た。実家は輪島塗の製造販売や漆器の修理を手がける「川崎漆器店」(石川県・輪島市)。自身も箸などで愛用し「ぜひ、できたらうれしい」と熱望した。 父・哲史さん(57)が2代目社長。幼少期から漆の匂いとともに育った。阪神では、現役ドラフトでDeNA移籍が決まった浜地が実家の「浜地酒造」(福岡市)のお酒を使用した球場メニューを開発した例もある。支配下登録、そして1軍での躍動の先に“出張販売”が見えてくる。孝行息子は「売れてくれたらうれしい」と夢を膨らませた。 今年1月には能登半島地震で新築の実家が被害を受けた。9月には能登半島豪雨も発生。入団会見では「目立って活躍して(地元に)明るいニュースを届けたい」と誓っていた。この日は兵庫・鳴尾浜球場で練習。地元への熱い思いを胸に猛虎で成り上がる。(直川 響)
報知新聞社