レゲエにロック・ヒップホップ、音楽聴かせて焼酎熟成…奄美の女性杜氏「ジャンルによって味や香りに違い」
海外展開を見据えるほか、音楽のジャンルを増やしたり、熟成期間を延ばしたりする構想も温める。「樽ごと買い取って好きな音楽で育ててもらったり、協力してくれるアーティストの曲を聴かせたりもしてみたい。自然の音や落語などではどう反応するのだろう」。焼酎と音が織りなす無限の可能性に夢が膨らむ。(園田隆一)
◆黒糖焼酎=サトウキビを加工した黒糖の甘い香りとすっきりとした飲み口が特徴。1953年の奄美群島の日本復帰とともに、群島内に限り黒糖を使った焼酎の製造が認められた。現在は5島に計25の蔵がある。