ラグビー関東大学対抗戦、9月7日(土)開幕。各大学の指揮官、キャプテンに意気込みを聞く
キャプテンは1年から試合に出続けているNO8(ナンバーエイト)木戸大士郎が就いた。春から夏にかけては、勝ったり負けたりを繰り返しているが、U20日本代表組が夏合宿から戻ってきており、「競争力が上がり、だんだん1つにまとまってきている。セットプレー、オフザボールでは負けたくない。夏合宿でチームとしての成長を実感できたので、対抗戦でも同じように成長し続けたい」と前を向いた。スローガンはズバリ、「奪還」だ。
続いて、昨季は年越しができなかった早稲田大学。4シーズン目を迎えるOBの大田尾竜彦監督は、夏合宿で4年ぶりに帝京大学を下して「日本代表から佐藤健次キャプテンが戻ってきて、飲まれなかった。やってきたことが出てきた」と手応えを口にした。注目の選手として、「非常にタフで80分働き続けられる」と春から先発を張っている1年生のFL城央祐(桐蔭学園)の名を挙げた。
主将は1年生から先発での出場を続けるHO(フッカー)佐藤が就いた。スローガンは「Beat Up」を掲げた。昨年の反省から「ラグビーを楽しむ」ことを心がけているという佐藤は、春から夏にかけては日本代表活動に参加し、「ボールを持っていないときの動きや、ディフェンスも良くなった」と振り返った。
春季大会で明治大学、夏合宿で帝京大学を破った試合では出色の出来を見せていた。やはり早稲田大学が優勝するためにはHO佐藤、日本代表で活躍したFB(フルバック)矢崎由高(2年)、2人の存在が欠かせない。
続いて、昨季は4位に入った筑波大学。今年、創部100周年を迎えている。BK(バックス)陣はタレントが揃い、決定力に長けている。OBの嶋崎達也監督は「昨年のチームとの違いはスクラム。ラインアウトも負けない」とセットプレーに手応えを感じている。
春シーズンはU20日本代表や教育実習に参加している選手もいたが、「経験が少ないメンバーが経験を積めた」と前向きだ。PR(プロップ)茨木海斗(東福岡)、LO/NO8中森真翔(桐蔭学園)、SH(スクラムハーフ)/SO井上達木(佐賀工業)ら1年生も大きな戦力となっている。