ラグビー関東大学対抗戦、9月7日(土)開幕。各大学の指揮官、キャプテンに意気込みを聞く
関東大学ラグビー(対抗戦A、リーグ戦1部)が、9月7日(土)開幕するにあたり、2日(月)には東京・日本ラグビー協会で、キックオフミーティングが行われた。今季は16チームの指揮官だけでなく、キャプテンやリーダーも参加して実施された。
まず、関東対抗戦の8チームから見ていきたい。昨年の順位は帝京大学、明治大学、早稲田大学、筑波大学、慶應義塾大学、立教大学、青山学院大学、成蹊大学だった。今年、成蹊大学に替わり、日本体育大学が昇格した。
昨年まで帝京大学が、大学選手権と合わせて3連覇を達成。なお、昨季も帝京大学と明治大学の対抗戦勢が大学選手権の決勝に進出したため、今季も大学選手権には上位5チームが参加することができる。
4連覇を狙う帝京大学は、今季もOBである相馬朋和監督が指揮を執る。夏に菅平高原で早稲田大学に負けて、「改めて自分たちの強みがわかった」と振り返った。合宿中は時間が取れたことで、スクラム練習にも時間を割いたという。
注目の新戦力として1年のLO(ロック)坪根章晃(東福岡)、FL(フランカー)福田大和(中部大春日丘)、CTB(センター)佐藤楓斗(尾道)の3人の名を挙げた。
また、キャプテンFL青木惠斗(4年)は「対抗戦では早稲田に負けられない。個人で戦っては勝てないので、チームでつながって、グラウンドに立つ15人が同じ景色を見て、コンタクトで勝ち続けたい」と意気込んだ。自チームの注目選手としてU20日本代表で活躍したSO(スタンドオフ)本橋尭也(2年)を推した。チームスローガンは変わらず「Enjoy&Team Work」だ。
続いて明治大学。昨季は創部100周年の節目の年だったが、対抗戦、大学選手権ともに帝京大学に敗れて悔しい思いをした。101年目のシーズンも、OBの神鳥裕之監督が指揮を執っている。
昨季は4年生中心だったために神鳥監督は「チームを一から作り直す気持ちで取り組んでいる。全員が主役になるチャンスがあるため、競争力を高めながら練習に励んでいる」と話す。自チームの注目選手は、1年生ながら春、10番を背負ったSO萩井耀司(桐蔭学園)だという。ただ、2年生の伊藤龍之介、伊藤利江人もおり、ライバル争いは激しい。