ジャニー氏による性加害問題 “補償の舞台裏”を取材 東山紀之社長「生前になぜ止められなかったのか」【報道の日2024】
ジャニーズ人気の高まりとともに、数十人から始まったJr.の数も、ジャニー氏が亡くなる頃には300人規模に。被害も拡大していきました。 ジャニー氏による性加害を、東山氏は「噂としては聞いていた」と発言しています。 膳場キャスター 「合宿所への出入りもされている東山さんが、噂で留められていたこと自体がすごく不思議」 SMILE-UP. 東山 社長 「それが僕の反省点ですね、やはり今となっては」 膳場キャスター 「私は今、9歳の女の子を育てているんですけれども、性被害に遭ったら本当に辛いなと思って。ショッキングじゃないですか、内容的に。それでも確かめようという気持ちにはならなかったのですか」 SMILE-UP. 東山 社長 「年功序列が大変厳しい世界でした。僕自身も忙しかったし、若かった。芸能界っていろんな噂があるので、それを一つ一つ検証する作業もなかなかできないとは思う」 膳場キャスター 「ジャニー氏の性加害について、今改めて思うところを伺いたい」 SMILE-UP. 東山 社長 「生前になぜ止められなかったのかといういうことですね」 「あのときにきちんと向き合っていたら、被害を受けた方はもっと少なかったのかなという気持ちもあります」 ジャニーズJr.の内部で何が起きていたのか。 合宿所で繰り返し被害に遭ったという元Jr.が、初めてカメラの前で取材に応じました。 ■Jr.も“噂”を気に掛ける余裕はない「集団でいながらも、孤立している状況」 元ジャニーズJr. 「かなり重度な(被害)内容です。嫌なことだけど、例えばステージのバックで踊るとか、テレビの撮影をするとか、なかなか普段体験できることじゃない。数分我慢すれば、という感覚」 噂が広がることを恐れてか、ジャニー氏は直接声をかけた少年しか合宿所に入れなかったと言います。 元ジャニーズJr. 「『合宿所の中のことをペラペラしゃべるな』と、厳しく言われていた。例えばレッスンでも、合宿所に行ったことがあるという人と話をしていたら、休憩のときに僕のところに来て『何話した?』って。知らなくて当然なんですよ、隠してたから、ジャニー氏が」