「キクチは先発の質をさらにレベルアップさせた」7回12Kで7勝目の菊池雄星、圧巻の投球をアストロズ指揮官も絶賛!! MLB公式は「別次元」
6度の先発試合でチームは6勝と「不敗神話」も継続
ヒューストン・アストロズの菊池雄星は現地時間8月31日、本拠地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板し、7回を投げ被安打5、 1失点、12奪三振と好投し、今季7勝目を挙げた。 【動画】コースいっぱいに決まった菊池雄星の12個目の三振! 移籍後6度目のマウンドでも圧巻の投球を繰り広げた。中盤までロイヤルズ先発のコール・ラガンズとの投げ合いとなったこの試合、菊池は6回まで得点を与えず、10個の三振を奪う快投。その裏に味方打線がラガンズをとらえ、この回一挙5点を挙げ、日本人左腕を強力に後押しした。そして、7回に1点を許した菊池だったが、大崩れすることなく2つのアウトを取った後、ギャレット・ハンプソンを追い込むと、この日の最後のボールとなった101球目、153㎞のストレートで見逃し三振に斬ってとった。 菊池はアストロズ加入後、最長となる7回を投げ抜き、チームの5対2の勝利に大きく貢献。そして、菊池の登板試合ではアストロズがこれで6戦6勝と、「不敗神話」も継続となった。 新天地で毎試合、好投をみせる菊池の評価は高まるばかりだ。公式サイト『MLB.com』では、試合翌日、この試合をレポートしており、背番号16のピッチングを「Another level(別次元)」などと絶賛している。 同メディアは、「ロイヤルズはキクチに対して何もできなかった」とこの日のパフォーマンスを総括。その上で、最後の打者を打ち取ったシーンを振り返っており、「ハンプソンを見逃し三振に仕留めて7回を終えたとき、キクチは興奮して拳を突き上げた」と綴っている。 また、アストロズのジョー・エスパーダ監督が「キクチは先発の質をさらにレベルアップさせた」などと語ったことを伝え、菊池が加入して以降、入念なコミュニケーションを取っているという指揮官からは、「彼のルーティーン、集中力、そして次の先発に向けて細部にまで注意を払っている様子を見ると、これほどの成功を収めていることに全く驚いていない」として、賛辞も送られている。 これで菊池は移籍後、3勝目をマーク。プレーオフへ向けひた走るチームの一員として、期待通りの結果を残し続けている。 構成●THE DIGEST編集部
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