<甲子園交流試合・2020センバツ32校>「地元の応援」に感謝 丹波篠山市長を訪問 出身の明石商高・中森投手 /兵庫
丹波篠山市立篠山東中出身で、2020甲子園高校野球交流試合で活躍した明石商高3年の中森俊介投手(18)が21日、同市市役所を訪問、酒井隆明市長に大会の様子などを報告した。酒井市長から花束を受け取った中森投手は「丹波篠山は静かで、地元に帰ってくると落ち着く。母親がつくってくれたまぐろ山かけ丼はおいしかった」と笑顔で語った。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 中森投手は1年の夏の甲子園から3期連続で甲子園出場。1年生の秋からはエースとしてチームの甲子園春夏連続4強に貢献した。交流試合では完投し、桐生第一(群馬県)に3対2で勝利した。 酒井市長は「体に恵まれ好かれる性格の努力家。注目されているし、将来どこへ行かれても応援する。力いっぱい頑張って成長されることを市民は望んでいる」とたたえた。 中森投手は「大勢の部員がいる中、1年生から試合に出してもらえた。体も大きくなったし、精神的、人間的にも成長でき内容の濃い2年半だった」と振り返った。交流試合では「最初リズムよく投げられたが、終盤体力が落ちたのは課題。『平常心で』『仲間とやってきたことを信じて』などの地元からのメッセージが力になった」と感謝していた。【丸井康充】 〔但馬版〕