【最果タヒさん】インターネット発詩人の「SNSとの付き合い方」「顔出ししない理由」
My wellness journey:最果タヒさんに聞きました 心のウェルネスのためにしていること
「宝塚の応援している方に手紙を書くことです。ものを書く仕事をしていると、むしろ、一人の人に向けて自分の気持ちを書く、ということがすごく新鮮です。仕事だと、読む人の心に言葉が行き着いて、そしてその人の中で言葉が作品になっていくことがゴールだけど、手紙は本当にコミュニケーションだから。自分の気持ちを一人の人に伝えようとするとき、言葉にするたびに自分の気持ちが一つの形として目の前に現れて、改めてどんなふうにその人のことが好きで、自分は何を伝えようとしているのか実感することができます。そうやって言葉で書くことで気持ちを磨いて、一番澄んでいるところを相手に差し出していく。そんな繰り返しで自分の『好き』という気持ちがどんどんきらきらして、それを相手に伝えられる日々が、心から幸せだと思うんです」
体のウェルネスのためにしていること
「ヘッドスパのマッサージ器で頭をマッサージすることです。体のこり、頭のこりががごまかしが効かない年齢になってきて、このままだとやばいと思って。昔は自分の体のために時間を割くことが馬鹿らしかったんですけど、いろいろ溜め込むと後で痛い目に遭うと気づいて。頭のマッサージだけは毎日やっています」 Staff Credit 撮影/高村瑞穂 取材・文/武田由紀子