【中島史恵メソッドで、更年期も快適&美しく! ⑤】更年期に多い不眠と眼精疲労の悩みを、中島史恵さんのヨガで解消!
加齢とともに生じやすくなるのが、不眠や眼精疲労。更年期になるとますます症状が悪化する場合も。そんなふたつの不調の改善に効果的なヨガを、ヨガインストラクターの中島史恵さんに教えてもらった。簡単で取り入れやすい方法だから、症状がある人は毎日の習慣に。
不眠には副交感神経を優位にする「蜂の呼吸」。眼精疲労には「瞳ヨガ」がおすすめ
更年期になると増えるのが、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりといった不眠の悩み。改善のポイントを中島さんに伺った。 「眠るときは本来、自律神経のうちの副交感神経が優位になっているのが正しい状態。そうするとぐっすり眠ることができるのですが、更年期になると女性ホルモンの減少に伴って自律神経が乱れやすくなるため、不眠になりやすくなります。また、寝る寸前までスマホやPCを見ていることも交感神経を優位にしてしまう要因です。 そこで、副交感神経を優位にするためにおすすめなのが、ヨガの『蜂の呼吸』です。蜂の呼吸は、ンーという音を出してハミングをしながら行う呼吸法です。口呼吸だと浅くなりがちな呼吸が、音を出すことで自然に深い鼻呼吸ができ、副交感神経を優位にすることができます。頭蓋骨に響かせて音を出すことで頭の中の雑念もクリアにできて、寝つきがよくなります」 そして、もうひとつ、更年期に多い眼精疲労について。 「眼精疲労も、やはりスマホが大きな原因。スマホばかり見ていると眼球が動かないので眼球を動かす筋肉が緊張してこり固まり、血流も悪くなるため眼精疲労を招くのです。 おすすめなのが『瞳ヨガ』です。眼球を左右、上下に動かしたり、回したりすることで眼球を動かす筋肉の緊張がほぐれて血流がよくなります。また、最後に目を温めるのでさらに血流が促進。目が疲れたときや、寝る前などに行ってみてください」 「蜂の呼吸」と、「瞳ヨガ」のやり方は以下をチェック。不眠や目の疲れに悩んでいる人は、さっそく試してみて。
不眠の改善に効果的<蜂の呼吸>
「ンー」と音を出しながら鼻呼吸をすることで、自然に呼吸が深くなり、副交感神経が優位になる。