仁科亜季子(71才)の“美の秘訣”、朝食の「食べる野菜スープ」レシピを紹介
健康や美容には密接な関係がある食。中でも朝食は、1日の活力を左右します。そこで、70代になってもますます輝く女優・仁科亜季子さん(71才)が、本当に日々食べている朝食メニューを再現してもらいました。栄養から美容まで、“女優”ならではのこだわりと工夫がつまった朝食から、イキイキとした美しさの秘密を解き明かします。 【写真】料理をする仁科亜希子さん。ほか、仁科さんの美の秘訣を写真とともに紹介
苦手なトマトも摂れる“食べる野菜スープ”
40代後半で胃にがんが見つかり、1/3を切除。以来、空腹を感じにくいため、1日3食を意識的に規則正しく摂っているという仁科さん。朝食は、毎朝の散歩、孫の見送りの後に摂る。 「トマトは美容と健康によいといわれますが、実は生食が苦手。スープにすればおいしいと気付いた6~7年前から、このスープとカルシウム入りのカフェオレが朝食の定番です」(仁科さん・以下同)
「野菜たっぷりの食べるスープ」のレシピ
トマトジュースと野菜の水分だけで煮込む濃厚旨みスープ。 「大量に作って味や具材をアレンジしながら食べることも多いんですよ。グラタン皿に移してチーズ焼きにすれば、夕食のおかずにも」 このスープとレーズントースト、葛からできたインスタントコーヒーとカルシウム入り食品小さじ2を混ぜたカフェオレの組み合わせが定番メニュー。 ◆《作り方》(作りやすい分量) 【1】玉ねぎ1個、にんじん1本は1cm角に切る。マッシュルーム1パック(100g)は3~4等分に、冷凍トマト1個は皮をむいて1cm角に、豚肉150gとベーコン50gは1cm幅に切る。ブロッコリー1株は小房に分けて30秒ほどゆで、茎は1cm角に切る。 【2】鍋にオリーブオイル小さじ2を入れて中火で熱し、玉ねぎ、にんじんを炒めてしんなりしたら、ブロッコリーの茎とマッシュルームを加えてサッと炒める。豚肉、ベーコンを加え、肉の色が変わったらミックスビーンズ1パック(100g)、トマト、トマトジュース1と1/2カップ、鶏がらスープの素(顆粒)小さじ1を加えて野菜が柔らかくなるまで、10~15分ほど煮る。 【3】【1】のブロッコリーの房を加え、塩・こしょう各少量を加えて味を調える。 硬め食感が好みのブロッコリーを最後に加えて完成! ◆トマトはジュースでたっぷり&冷凍して時短 スープに使うのは、味が濃い目の100%トマトジュース。 「トマトは冷凍しておくと皮がつるんと取れて、湯むきが不要に。料理にも使いやすくなりますよ」 ◆万能にんにく漬けを冷蔵庫に常備 「血液サラサラになるMCTオイルと唐辛子、しょうゆなどで漬けたにんにくはいろんな料理に大活躍。刻んで朝のスープに加えることも」 ◆健康習慣を毎日の朝食にプラス 「抗炎症、抗酸化作用のあるマヌカハニーは、ティースプーンの半分ほどを毎朝摂ります」 孫が摂っていたカルシウム入り健康機能食品をカフェオレにイン。 「そのおかげか骨密度は同年代の平均に比べ、40%近く高いんですよ」 ◆教えてくれたのは:女優・仁科亜季子さん 1972年に女優デビュー。芸能活動休止期間を経て2000年に活動再開後は、4度のがん闘病で得た経験を基に、講演活動も積極的に行っている。 撮影/玉井幹郎 調理補助・スタイリング/井上和子、大林久利子 取材・文/勅使河原桜 ※女性セブン2024年9月26日・10月3日号