「QRコード」で電車に乗り放題「スルッとQRtto」サービス開始 「磁気」廃止の方向へ 「パッチン」を懐かしむ人もいまだに…
最近、駅の改札でQRコードを読み取る機械を見たことはないだろうか? 6月17日からこの機械を使って、関西の主要交通機関7社で「乗り放題」パスの販売が開始された。この機械が「きっぷの未来」を変えるかもしれない。 【写真】「 QRコード」で電車に乗れるサービス開始 消えゆく「磁気」
■切符がQRコードに ICカード購入の手間が省け観光施設にも「スルッと」入場可能
17日、スタートした新たなデジタル乗車券サービスが「スルッとQRtto(クルット)」だ。 記者リポート:こちらの機械にQRコードをかざすことで、改札が通れるようになります。 その特徴は、QRコードを使用すること。スマートフォンでQRコードの乗車券を購入し、そのままチケットレスで電車などを利用できる。 サービスに参加するのは、大阪メトロ、近鉄、京阪、南海、阪急、阪神、大阪シティバス、関西の主要交通機関7社。 サービスの開始に合わせて、全87駅にQRコード対応の機械を設置した阪急電鉄は次のように話す。 阪急電鉄広報部 西浦一晴課長:例えばインバウンドのお客さまですと、これまでICカード購入されて、チャージをして、最後払い戻しをして、お手数をおかけしていた面もあるかなと思いますけども、『スルッとQRtto』でしたら、モバイル端末のみでスムーズにご利用いただけるので、それだけでもサービスアップになっているのではないかと。 17日からスタートした「大阪周遊パス」。 QRコード1つで、大阪メトロは全線、その他の事業者でも梅田やなんばなど、大阪の中心部の電車が乗り放題になる。 さらに… 記者リポート:ビリケンさんで有名な『通天閣』にもスマホだけで入ることができるんです。 関西のおよそ40の観光施設にも入場可能。お値段は、1日券で3300円、2日券で5500円となっている。 スルッとKANSAI 岩田真一営業本部長:鉄道・バスだけじゃなくて、これからは観光施設とかでもご利用いただける。われわれとしては期待している。まずは大手、大阪中心でスタートしましたけど、神戸・京都と拡大していきたい。