東大・医学部に入りやすい「超穴場」中高一貫校…日能研偏差値60程度でも東大・京大10名以上合格する名門校
憧れの東大・医学部に「偏差値・難易度のわりに」入りやすい中高一貫校は存在するのだろうかーー。そんな問いに学歴研究家のじゅそうけん氏が答える。みんかぶプレミアム特集「医学部合格 最短・楽勝ルート」第1回。
コスパがよい中高一貫校は存在するのか
「コスパ最高」という物言いはあまり好きではないが、難易度の割に実績が良い学校というのは実際いくつも存在する。 入学時偏差値が同レベル帯の学校と比較して進学実績が良いのは、学習環境が充実しているなど入学後に何らかの要因が効いているからであり、それにより6年間で学力が飛躍するからだろう。 本記事では、そんな6年間で学力を伸ばしてくれ、東大や医学部への道も開ける学校をいくつか紹介していく。
東大・医学部に入りやすい穴場中高一貫校その1。日能研偏差値60程度でも東大・京大10名以上合格する名門校
東大・医学部に入りやすい穴場中高一貫校その1は、滝中高だ。 愛知県北部の江南市に所在する、中高一貫の共学校である。県内のみならず隣接する岐阜県からも優秀層が受験することで知られる。 中学受験においては、東海、南山女子に次ぐ位置におり、日能研偏差値は60程度となっている。共学私学ではトップであるが、偏差値的には都内の三番手校(本郷・芝あたり)と同レベル帯だ。 その割に進学実績は非常によく、東大京大各10名、国公立医学部には50名程度が進学する。2024年度入試においても、東大に10名、京大に11名、それぞれ合格している。入り口の偏差値から見たレバレッジ効果は抜群なのである。 高校受験市場においては、トップ公立校の滑り止めと言うイメージで、旭丘などの公立進学校に届かなかった生徒たちが暗い目をして進学してくる。 東大や医学部に受かるのは中学組が多いというが、高校入りであっても、高校受験のリベンジに燃える生徒たちが意識の高い中学組から良い刺激を受けて、最難関に到達する場合もある。 特徴的なのは、本校では同じ理系コースでも「医・歯・薬系コース」と「理・工・農系コース」に分かれており、志望学部に合わせた対策が可能になる点だ。医歯薬系コースではホームルームの時間に医療問題についての討論を行うこともあるといい、志望分野に合わせたイベントも催される。
じゅそうけん
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