子どもの長期休暇は「昼食代」がかさむ?給食費と比較してみた
長期休暇中にできる昼食代の節約方法とは?
以上より、給食が家計にとって、大変ありがたいものであることが分かりました。とはいえ、子どもが長期休暇中で家にいるとなると、食事の準備は必ずしなければなりません。そこで、長期休暇中の昼食代を、上手に節約できる方法を紹介します。 ■休みの日にまとめて作り置き 最初に紹介する昼食代の節約方法は、休みの日に、常備菜やおかずを作り置きすることです。 2023年8月の家計調査報告によると、二人以上の世帯の平均食費額は8万4175円です。1日あたりに換算すると約2806円、1食あたりの平均金額は約935円であることが分かります。 家族の構成人数によって金額は変わりますが、三人家族であれば、子ども一人あたりの1食の金額は約312円です。この金額には外食も含まれるため、すべて自炊に置き換えれば、1食あたりの金額は、もう少しおさえられると考えられます。 ■お弁当が用意できるだけでもすごいこと 作り置き以外にも、お弁当を作っておくことも食費の節約につながります。 詰めるおかずにもよりますが、JA全農(全国農業協同組合連合会)が実施した「現代人のお弁当事情に関するアンケート」によると、お弁当1食あたりにかける金額で、最も割合が多かった金額は、200~300円でした。1食あたり200円程度におさえられれば、かなりの節約が期待できます。
まとめ
毎月払っている給食費ですが、さまざま機関や人々の努力のおかげで、1食あたりの金額はかなりおさえられていることが分かりました。しかし、子を持つ親にとって、長期休暇は避けて通れないものです。どうしても高くなりがちな昼食代ですが、できる範囲でお弁当や作り置きをして、節約を心がけましょう。 一方で、働きながらお弁当を作るには、かなりの体力と時間を要します。1食でも作れた際には、ご自身をほめてあげてくださいね。 出典 文部科学省 「令和3年度学校給食実施状況等調査の結果をお知らせします。」学校給食費調査 第1表 学校給食費平均月額(公立小・中学校・夜間定時制高等学校)(1ページ) 総務省統計局 小売物価統計調査 総務省 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2023年8月 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 6-2 (平均値・中央値) 二人以上の世帯 全国農業協同組合連合会(JA全農) 現代人のお弁当事情に関するアンケート 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部