トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
11月24日に最終日を迎えたWRC(世界ラリー選手権)の最終戦ラリー・ジャパンで、トヨタがマニュファクチャラーズタイトルの獲得を決定。会長の豊田章男は苦労して獲得したこのタイトルを大いに喜んだ。 【動画】WRCラリージャパン × 航空自衛隊 勝田貴元が”マシンスワップ”でF-2戦闘機に搭乗! トヨタは最終戦に向けてマニュファクチャラーズタイトル防衛の可能性を残していたが、最終日DAY4にヒョンデのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組がクラッシュで姿を消したことでポイント差は大きく接近した。 そしてタイトル争いは最終パワーステージまでもつれ込み、セバスチャン・オジェ/ヴァンサン・ランデ組がステージ優勝をおさめ、トヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得が確定。ヒョンデとはわずか3ポイント差の僅差の決着だった。 豊田章男会長はマニュファクチャラーズタイトル獲得の喜びを現地でドライバー達と分かち合い、満面の笑みを見せた。Jsportのインタビューに対しては、“苦労して獲得した”タイトルだと語り、同時に初のドライバーズタイトル獲得を決めたライバル、ヒョンデのティエリー・ヌービルも祝福した。 「苦労して獲ったマニュファクチャラーズタイトルだと思います」と豊田会長は言う。 「ヌービルの初のドライバーズタイトルもおめでたいと思います。彼も長年待ち望んでいましたし、トヨタとしてもずっと続けてきたマニュファクチャラーズタイトル争いでチャンピオンを獲れた。両方におめでとうと言ってほしいなと思います」 2022年に愛知・岐阜を舞台とした新たに始まったラリー・ジャパンは、今年で3年目。昨年以上にファンが集まっており、豊田会長もこれには驚かされたと認めた。 「そうですね。それ(ファンの数)は本当に驚きですし、2028年までここでの開催は決定しているので、ここから先、ファンと共にモータースポーツの未来を作っていこうと思います」 「応援よろしくお願いします」 なおラリー・ジャパンの総合優勝はトヨタのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組で、日本人ドライバーの勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は総合4位で終えた。
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