【バレー】ブリリアントアリーズジュニア・藤岡智恵美監督「可能性は誰にも決められない」、西澤紗希さん「一人のプレーヤーとしてコートに立たせてもらっています」
――技術的な部分ではどういったことを重点的に教えている? 藤岡:今年は特にブロックとサーブに注力していますね。この2つは繰り返し今年のスタートから言い続けています。 これからは女子でもサーブ&ブロックがとても重要になってきますので、中学生からどんどんトライをさせています。みんながジャンプしてサーブを打つ、みんながリードブロックにしつこく行く、という練習しています。 今日のゲームでもいいワンタッチやシャットが増えてきているのを実感しています。 あとはバックアタックですね。誰もがどこからでも攻撃できるという姿を目指しています。 みんなこれから羽ばたいていく選手ですので、今はポジションを固めずにいろんなところから攻撃ができることを目指しています。全員がバックアタックを打てるように練習では大きく力を入れてます。 ――週何回の練習になりますか? 藤岡:週2回が基本ですね。水曜日と土曜日か日曜日のどちらか。時間としては2時間から3時間くらいですね。
――生徒は「信州ブリリアントアリーズ」の一員として活動しています。トップチームに属する存在として「部活をやっている中学生」とはまた違った責任も生まれくるのかなと思います。 ジュニアとはいえメディアに出たり、選手として自立した表現も求められてきますね。 藤岡:おっしゃる通りですね。 「みんなはルートインホテルズ・信州ブリリアントアリーズの名前を背負って世に出ているんだよ、ジャージを着ているんだよ」 という話をよくしています。 「自分たちもプロチームの一員なんだ」 ということを彼女たちも少しずつ意識してきていると思います。 ――例えばサッカーなどでも2種登録といいますか、下部組織の選手がトップで試合に出ることがあります。そういったチャレンジについては? 藤岡:いやー面白いですね。今は下部組織がU15なのですが、これがU18まで引き上げられて来たときにそれが可能になれば本当に子どもたちの夢に繋がると思います。それができてこそVのジュニアなのかなと思いますね。そういった可能性は持ち続けたいですね。将来それができたらものすごく楽しいと思います。ワクワクしますよね。