高木豊氏、8回1失点で3敗目の巨人・菅野に同情…送りバントのノースイング判定に「そら『えっ!?』って思いますよ」
◆ 2球連続で微妙な判定、菅野も思わず「ウソだろ?」 首位・巨人は拙攻を繰り返し、2位・阪神との“天王山第1ラウンド”は0-1の完封負け。優勝マジックは「6」のままとなり、阪神に1ゲーム差に迫られた。 先発の菅野智之は2回無失点の好スタート。0-0のまま迎えた3回は、一死一塁で相手先発の9番・才木浩人を2ストライクと追い込んだあと、スリーバントをしに行ったように見えた3球目の低めスライダーはボール判定。さらに、1ボール2ストライク後のカットボールに才木は再び送りバントを試みて空振りしたように見えたが、これもボールと判定され、菅野は「ウソだろ?」と言わんばかりの表情を浮かべた。 その後、巨人バッテリーは才木に送りバントを決められ、続く1番・近本光司には左前打でつながれ二死一、三塁。そして、2番・中野拓夢に先制の右前適時打を許し、結果的にこれが決勝点となった。 巨人打線は初回から拙攻を繰り返し今季19度目の完封負け。菅野は8回125球、7安打1失点の力投を見せたが、打線の援護を得られず3敗目(14勝)を喫した。 22日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、3回に菅野が才木に送りバントを許した場面についてフォーカス。この試合の解説を務めた高木豊氏は、まず2ストライク後の3球目スライダーについて「これはバントしたとかじゃなく『そもそもストライクでもよくない?』っていうの感じのコース」と率直な意見を述べた。 さらに、再びバントを試み空振りしたように見えた4球目については、「才木は『あぁ、やちゃった』と思ってベンチに帰りかけていたら、(ボール判定で)打席に戻るんですよね…。そら『えっ!?』って思いますよ」と菅野に同情。「才木はまったくバントができる雰囲気はなかったのに、最後はめちゃくちゃいい(スリー)バントをされた。これはちょっと流れ的に嫌なバントになった」と、微妙なジャッジに首をかしげた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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