【6月14日支給分から】厚生年金・国民年金は2.7%のプラス改定へ。6月送付の年金振込通知書で受給額をチェック
年金は増額も、実質的には目減り
ここまで、最新の年金と仕組みについて確認してきました。 標準世帯の受給額は23万483円で大幅な増額となっていますが、マクロ経済スライドにより調整されており、実質的には目減りしていると考えられています。 また、年金受給額は人によって異なるものです。 今まで自分の年金受給額を確認していなかった方も、これを機にねんきん定期便やねんきんネットで受給額目安を確認してみましょう。 物価上昇が進む日本では、年金頼りの生活は期待できなくなってきています。 現役時代のうちから老後への備えについて考えておくことをおすすめします。
参考資料
・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」 ・日本年金機構「年金振込通知書」
中本 智恵