[そうだったのか!]サワラ対応ブレードジギングの基本を解説!
着底後、斜め軌道の高速巻き上げが、サワラ狙いの基本!
ブレードショーテルは高速巻きでも泳ぎが破綻せず、コンパクトなシルエットで喰わせられるのが強み。小野さんに普段実践している使い方を教えてもらった。 小野「ボトムから斜め軌道で巻き上げるほうが広範囲を探れるので、船べりからアンダーハンドキャストでチョイ投げ。底をとったらひたすら高速巻き。この釣り発祥の広島の船長さんたちは、“リールから煙が出るくらい巻け!”というくらいの速巻きで(笑)」 ブレードショーテルの基本的な使い方は簡単! 着底後の高速巻き上げがキモだ! リトリーブは速いほど良い? 小野「トップスピードよりちょっと落としたほうが喰いが良いなど、高速域の範囲内でそのときによって反応が変わりますが、速く巻けるに越したことはないですね。逆に遅いと見切られるということは多々あります」
ブレードジギングは青物やマダイでも効果的!
小野「余談になりますが、湾口などサワラが生息する海域は青物やマダイも多いです」 ブレードジギングで狙える、ということですか? 小野「狙えます、というか選んで釣れます(笑)。釣り方のベースはサワラと同じ高速巻き上げですが、青物に喰わせたいときはクッと一瞬止めを入れるとゴンッと喰ってきます。マダイを釣りたければ、止めてちょっとフォールを入れます」 秋の東京湾はサワラとシーバスのリレー船という展開もあります。シーバスにも効きそうですね? 小野「私はまだ東京湾でブレードジギングを試していませんが、間違いなくサワラもシーバスも釣れるでしょうね。この秋に東京湾に釣行予定でしたが、新型コロナ感染拡大防止のために自粛。首都圏のアングラーの皆さんにブレードショーテルを使っていただき、良い報告が聞けたらうれしいですね」
小野 誠(おの・まこと)
日本近海から海外遠征まで世界中の海を股にかけて活躍するジギングのエキスパート。豊富な実釣経験をシャウト! 企画開発スタッフとしてタックル開発に反映し、通人好みの使い勝手が良くて釣れる道具作りに定評がある。