24日ドラフト会議、注目の中国勢 広陵の高尾には9球団が関心
プロ野球ドラフト会議が24日、東京都内である。指名を待つ、中国地方のチームの高校生と大学生、社会人を紹介する。 2024年プロ野球ドラフト会議有力選手 高校生は8人がプロ志望届を提出した。評価が高いのは、エースとして4季連続甲子園に出場した広陵(広島)の高尾響。切れ味鋭い直曲球とピンチに強い投球で甲子園通算5勝。9球団が調査書を求め、各球団との面談も済ませた。「プロ入りが目標ではなく、活躍する選手になりたい」と誓う右腕が、指名を待つ。 昨夏の甲子園で8強入りしたおかやま山陽(岡山)の田内真翔(まなと)は、右打ちで好打の内野手。矢上(島根)の右腕皆吉赳翔(みなよし・たけと)は、140キロ台後半の直球が魅力で、ともに指名を受ける可能性がありそうだ。 大学生では、4人が志望届を出した。大学日本代表候補に選ばれた経験があり、150キロを超す直球を誇る左腕徳山一翔(かずと)=環太平洋大=が、上位指名の可能性がある。広島商高出身でフルスイングが魅力の外野手寺本聖一(広経大)は、複数球団が興味を持つ。 社会人では、日鉄ステンレスの2年目江原雅裕に数球団から調査書が届く。150キロを超える直球が武器の右腕だ。ともに右打ちの内野手の土居拓海(JR西日本)、土井克也(JFE西日本)に関心を寄せる球団もある。
中国新聞社