【MLB】ロッキーズがエストラーダと1年400万ドルで合意 ゴールドグラブ賞のトーバーと二遊間コンビ形成へ
日本時間12月11日、ロッキーズがジャイアンツからFAとなっていたタイロ・エストラーダと1年400万ドル+相互オプション1年の契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。来季の年俸は325万ドルで、2026年の相互オプションに75万ドルのバイアウトが設定されているため、エストラーダには400万ドルが保証される形となる。なお、オプションが行使されなかったとしても、サービスタイムが6年に満たないため、年俸調停の対象者としてロッキーズが保有権を持つことになる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在28歳のエストラーダはベネズエラ出身の内野手。2019年にヤンキースでメジャーデビューしたあと、2021年からはジャイアンツでプレーしており、2022年は140試合で14本塁打&21盗塁、翌2023年も120試合で14本塁打&23盗塁をマークした。ところが、メジャー6年目の今季は96試合に出場して打率.217、9本塁打、47打点、2盗塁、OPS.590と低迷。8月末にはロースターの40人枠から外されてマイナー降格となり、シーズン終了後にFAとなった。 二塁を中心に遊撃、左翼、外野3ポジションの経験もあるエストラーダはユーティリティ・プレーヤーとしての貢献も期待できるが、新天地ロッキーズでは正二塁手としての起用が有力。スタットキャストの守備指標OAAでは2023年に20、今季も9をマークしており、今季ゴールドグラブ賞を受賞した若手遊撃手エゼキエル・トーバーとの二遊間コンビが投手を助ける場面が何度も見られそうだ。 ロッキーズの内野陣は三塁ライアン・マクマーンもゴールドグラブ級の守備力を持っており、一塁マイケル・トーリアもゴールドグラブ級に成長するポテンシャルを秘めていると言われる。センターには2年連続ゴールドグラブ賞のブレントン・ドイルもおり、ゴールドグラブ経験のある正捕手ジェイコブ・ストーリングスも含め、高い守備力で投手陣を盛り立てていくことになるだろう。