[関東ROOKIE LEAGUE]帝京は5-4で最終節勝利。好守とゴールで貢献のMF山田知希はAチーム復帰と選手権での活躍を目指す
[9.7 関東ROOKIE LEAGUE U-16 Aリーグ第9節 帝京高 5-4 流通経済大柏高 時之栖裾野G] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 帝京高(東京)は、「2024関東ROOKIE LEAGUE U-16」Aリーグ最終節で流通経済大柏高(千葉)に5-4で勝利。Aリーグ5位でリーグ戦を終えた。 わずかにU-16全国大会へのプレーオフ圏内3位浮上の可能性を残していた最終節。「今日、Aチームとか怪我人が結構多くて、(ROOKIE LEAGUEに)来てない選手も多くて、その中で残ったメンバーでどうやって勝てるのかっていうところで全員モチベーション高く、『絶対、最後の試合は勝とう』っていう気持ちで臨むことができました」(MF山田知希=浦和レッズジュニアユース出身)という帝京は、流経大柏MF加島宏樹に先制点を許したものの、2分後の前半12分にMF森川葵が同点ゴールを決める。 すると、前半33分、「守備のプレッシャーで前からハメてボールを取って、そのままアシストをすることができました。あんまり攻撃で目立ったシーンはなかったんですけど、そういう守備のところで貢献はできたんで良かったです」という山田の好守から、FW関口結安が勝ち越しゴール。さらにMF志村聖七も決め、帝京は前半を3-1で折り返した。 だが、後半14分、15分に流経大柏FW海老原空に連続ゴールを許して3-3。その後、帝京MF山田、流経大柏DF嘉味田颯太が決め合う。流経大柏は勝てば3位浮上だったが、帝京は43分に山田がこぼれ球を押し込んで、決勝点。5-4で勝利した。 帝京は3位・山梨学院高(山梨)と勝ち点14で並んだものの、得失点差で8点下回り、5位。それでも、前向きな最終節になった。ドリブルでの1対1やシュートを得意とする山田は、積極的な守備とゴールで勝利に貢献。今後の目標については、「しっかりとリーグ戦でアピールもできましたし、こういう勝ち切れた試合は大きいので、経験を活かしてAチームにまた復帰して、選手権にも繋げられるように頑張りたいと思います」。Aチーム復帰と、その選手権での活躍を目指す。
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