小さなボディーに秘めたるパワー! 「AYANEO POCKET MICRO」で遊び倒す モデルによって違いはある?
ゲームの快適さはどうか?
スマホゲームを実際に快適プレイできるだろうか。ここでは「ゼンレスゾーンゼロ」「崩壊:スターレイル」「Stardew Valley」で試してみた。 それぞれ推奨スペックは以下のようになっている。 ・ゼンレスゾーンゼロ ・崩壊:スターレイル ・Stardew Valley ゼンレスゾーンゼロ ゼンレスゾーンゼロはメモリー8GB以上が推奨スペックとなっており、8GB/256GBモデルであってもギリギリプレイできるレベルだ。 追加データのダウンロードに、後述する崩壊:スターレイルと同じようにかなり時間がかかった。25GB近くあるので、これに関してはWi-Fi環境やサーバによるところがありそうだ。 プレイ開始直後、町の中を動き回るところではカクカクとした動きが気になったが、ゲームを進めていくうちに滑らかになっていった。また戦闘シーンでも遅かったり、カクついたりしていると感じることはなかった。 画質は最低に落とす必要があるが、そもそも画面解像度が960×640ピクセルで、画面そのものも小さい。全体的にぎゅっと圧縮されて見えるため、画質の粗さが目立たない。 フレームレートはゲーム全体を通じて30FPS以下なので、ハイスペックなゲーミングスマホを普段使っている人だと気になるのかもしれない。筆者の場合、そんなに高価なデバイスを持っているわけではないので、違和感がない。 気になる人もならない人も、日課のクリアをAYANEO POCKET MICROでこなす、という具合に限定した使い方ならできそうだ。 崩壊:スターレイル グラフィックが美しい崩壊:スターレイルは、システム要件がゼンレスゾーンゼロより多少緩やかだ。とはいえ、画質や解像度を最低にしておいた状態でプレイしたい。 オープニングアニメーションの光の粒子に粗さを感じるものの、いったんゲームがスタートすると、さほど違和感を覚えることなくプレイできる印象だ。 フレームレートは戦闘シーンでも25FPS以上を保っており、カクつきをほとんど感じることはない。実際、AYANEO POCKET MICROを手にしてからというもの、それまで週に1度しか開かなかった崩壊:スターレイルを2日に1度は開き、プレイしていた。 手に取りやすい大きさで、持っていても疲れない質量、どこにでも持っていきやすいコンパクトさなどのおかげだろう。 ゲーム体験で辛かったことといえば、画面上に表示される細かな解説文字(フレーバーテキスト)の1文字1文字が米粒ほどの大きさで、見えづらかったというところだろうか。 Stardew Valley 本作は、PC向けにSteamプラットフォームで展開されていたものが、さまざまなゲームコンソールやスマホに移植されているゲームだ。その内容は「町で会社勤めをしていた若者が、祖父の残した古く広大な農場で、地元住民と交流しながら開拓をし、農場を広げ、収益を上げていく」というものだ。メーカーは「田舎暮らしRPG」と銘打っている。 残念ながらStardew Valleyはログインすれば、どのデバイスでも続きからゲームをプレイできるというタイプではないので(ただし、セーブデータを転送すれば続きからプレイ可能)、普段はAYANEO Pocket Sで、出先ではAYANEO POCKET MICROで日課を回すというような遊び方ができない。 とはいえ、温かみのあるドット絵で構成されたプレイ画面がAYANEO POCKET MICROの世界観にピッタリハマる。 データサイズが小さいこともあり、ゲームをサクサクと進められる。小さいディスプレイでも(ほとんどの場合)目を凝らさずとも内容を視認できるのがうれしい。
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