駐中国米大使、捜査に不満 教員4人刺傷事件
【ニューヨーク共同】中国吉林省の公園で6月、米私立大の教員4人が刃物で刺され負傷した事件を巡り、「偶発的な事件」とする中国政府に対し、米国のバーンズ駐中国大使が「透明性の欠如に不満を抱いており、中国政府に懸念を伝えた」と述べ、捜査や情報開示の在り方を批判した。米紙ニューヨーク・タイムズが12日までに報じた。 中国の捜査当局は、55歳の容疑者の男が人混みで教員とぶつかったことがきっかけで起きたけんか騒ぎと位置付けて捜査している。中国政府は約2カ月が過ぎても米側に動機などの詳しい説明をしていないという。