コクヨ「Sooofa(スーファ)」でメモは全部賄える!机上でも携行時も絶妙にハマる新サイズとソフトリングのなせる技とは?
仕事で卓上メモを使う場合、ToDo管理をしたり、電話で受けた伝言を書き留めたり、というのが一般的だろう。筆者はそれに加えて、製品の単価や紙面に入る文字数など、ちょっとした計算をすることが多い。 これらの計算はあとから確認・参照する可能性が高いが、とはいえパッと見にはなんの数字か分かりづらい。そういうのがToDoや伝言メモに混じってしまうと、あとあと混乱の元になってしまうのだ。 だが横幅の広いワイド判であれば、紙面の端の方で計算することで、他の情報とのコンタミネーションを防ぎやすい。 また、ちょっとした空き時間にメモにいたずら書きをすることもあるだろうが、普通の卓上メモより広めの紙面のおかげで、そういった無駄書き込みにも使えるマージンは大きい。 デスクの面積は食ってしまうが、しかし気軽なメモとして使うのに、このサイズ感はかなり面白かったのだ。 そしてA7サイズの方も、もちろん卓上に置くべき。見開きで横長にすれば、最近すっかり定番化した“キーボード下の空き地”にジャストフィットである。 この手の横長メモはどうしても真ん中に手が乗り上げてしまうので、無線綴じが一般的。リングメモでは使いにくかったのだが、ソフトリングであればそんな心配は無用というわけ。 また、A6/A7とも用紙のリング脇にミシン目が入っているため、伝言メモを切り取って相手に渡す、といった使い方も可能。 この辺りも卓上メモとしては定番の使い方なので、ありがたい機能と言えるだろう。
デスクと手元を自由に行き来する“どこでもメモ”が便利
とはいえ、卓上メモとして使うだけであれば、こういったリング綴じはそもそも不要。 A6/A7「Sooofa」が最も輝くのは、卓上メモとハンドメモを兼用する“どこでもメモ”としてなのだ。 営業職など外に出る前提の仕事なら、情報の集約は手帳で行うのが便利。しかしオフィス内または在宅ワークがメインの場合は、卓上メモ+カレンダーアプリでスケジュール管理までまるっと賄えてしまう場合もある。 であれば、たまに外に出る必要があった場合の情報ツールは、卓上メモをそのまま外まで持ち出せた方が無駄もなく、確実に使いやすいはずだ。 そもそもA6サイズは、「Sooofa」定番の表紙ゴムとペンホルダー切り欠きが付いており、最初から携帯する前提の仕様である。 切り欠きにペンのクリップを引っ掛けてしまえば、後付けのペンループなどは使わずともペンとセットで持ち運びが可能。ソフトリングにはペンをぶら下げておきづらいので、これはマストな装備と言える。 表紙のゴムバンドは、携帯時にカバンの中で勝手に開かないようにするためのもの。ページの破れ・折れ曲がりを防ぐためには、これも無いと困るレベルの必須装備なのだ。 もうひとつ、外で使うのときにありがたいのが、裏表紙(表3)に備えたクリアポケットである。 レシート・領収書や名刺といった細かな紙片を紛失しないよう保管できるため、これがかなり重宝する。 このポケットのフチは少し折れて浮き上がっており、ポケットの端をめくり上げずとも、横から紙片を挿し込むだけでスッと簡単に収納できるという加工が施されている。地味で気付きにくいが、実際に使うと思わず「わー、助かる!」と声が出るほどの使いやすさだ。 このように、メモとして一冊で内・外どちらでも使いやすい工夫がされていれば、便利なのは間違いなし。 何より手帳代わりのハンドメモと卓上メモが分かれないことで、情報が分散せずまとまってくれるというのも大きなメリットである。 手帳ほど使いこなしの技術が必要なわけでもなし、内勤・在宅メインで卓上メモを使う習慣のある人なら、おそらく導入するだけで情報の整理がぐっとラクになるので、一度使ってみてほしい。
きだてたく