5月は年金支給なし。厚生年金と国民年金の平均額はみんないくら?
年金の支給日に、金融機関が混雑している様子を見たことがある方は多いでしょう。老後の主な収入源は年金となるため、支給日を待ち遠しく思っている方は多いはず。 【年金額】厚生年金と国民年金っていくら?繰下げ受給で”増額”できるのはどれくらいか しかし、年金が支給されるのは2カ月に1回となっており、5月は支給されません。 今回は、公的年金の概要や2024年の年金支給スケジュールをおさらいしつつ、年金額(見込み)の確認方法や受給額を増やす方法について解説します。 記事の後半では、厚生年金と国民年金の平均支給額やボリュームゾーンを記載しているので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
2024年の年金支給日はいつ?
年金の支給は、原則として年6回、偶数月の15日に行われます。 15日が土日祝日の場合は、直前の平日に振り込まれます。なお、2024年の年金支給日は以下の通りです。 ・2024年2月15日(木) ・2024年4月15日(月) ・2024年6月14日(金) ・2024年8月15日(木) ・2024年10月15日(火) ・2024年12月13日(金)
厚生年金と国民年金の概要
日本の公的年金制度は「厚生年金」と「国民年金」の2階建てになっています。まずは、それぞれの概要をおさらいしましょう。 ●厚生年金とは 厚生年金とは、会社などに勤めている方が加入する年金のことで、保険料の納付額はその人の給料によって異なります。 具体的には、3カ月間の平均給与から算出される「標準報酬月額」に18.3%(2024年4月時点)を掛けた金額となり、半分は勤務先が負担します。 また、賞与にも保険料がかけられます。 ●国民年金とは 国民年金とは、日本在住の20歳~60歳未満までの方が加入する年金のことで、保険料は定額です。 国民年金のみに加入する方の場合、2024年度時点で1万6980円となっています。 ●自分の年金額を確認するには 将来受け取れる見込みの年金額は、毎年1回届く「ねんきん定期便」か、スマホやパソコンから「ねんきんネット」で確認できます。 ねんきんネットなら、自分の年金記録がいつでも確認でき、将来の年金額をシミュレーションすることも可能です。 ねんきんネットは、マイナンバーカードをお持ちであれば、政府が運営する「マイナポータル」と連携することですぐに利用できます。 マイナンバーカードをお持ちでない場合は、ねんきん定期便に記載されている「アクセスキー」を使ってユーザIDを発行しましょう。