全国の酪農家が初の1万戸割れ…生産コスト「高騰」に価格追い付かず、多くが「離農」検討
総合化学メーカーのカネカは北海道別海町で運営する自社グループの専用牧場で生乳を生産。おなかが痛くなりにくいとされる「A2ミルク」にも注目し、今春から本格販売に乗り出した。
同社は工場建設の経験を基に、自動搾乳機を導入して人手不足を補う。コスト削減のため、有機飼料の自社での栽培や開発も進めている。
地場の酪農家の協力を得て、現在は年約600トンの生乳生産量を26年に3000トン、28年には5000トンに拡大する計画。持続可能な酪農につなげることを目指す。