欧州5大リーグの優勝争い、残すはプレミアリーグのみ【欧州主要リーグ優勝クラブまとめ】
2023-24シーズンも最終局面を迎えている。UEFAリーグランキングの上位5カ国のうち、優勝クラブが決定していないのもプレミアリーグのみ。そこでこのページでは、欧州主要リーグの優勝チームを一覧で紹介する。 【動画】レヴァークーゼン初優勝の瞬間
ブンデスリーガ(ドイツ)
優勝クラブ:レヴァークーゼン 今季、ブンデスリーガの歴史に新たな1ページが刻まれた。就任2年目のシャビ・アロンソ監督が率いるレヴァークーゼンは、ブンデスリーガ第28節終了時点で勝ち点「76」を獲得し、11連覇中のバイエルンに「16」ポイント差を付け首位を快走。4月14日に行われた第29節で早々に優勝を決め、クラブ創設120年で初めてマイスターシャーレを掲げた。 ブンデスリーガの歴史において、シーズン開幕からの29試合を無敗で終えたのは、今回のレヴァークーゼンが初めて。ジョゼップ・グアルディオラ監督に率いられ、第27節で史上最速優勝を決めた2013-14シーズンのバイエルンでさえ、第29節のアウクスブルク戦で敗れており、開幕からの無敗記録は「28」だった。 レヴァークーゼンはリーグだけでなく、カップ戦でも今季負け知らずで、優勝決定後も無敗を継続。5日に行われたブンデスリーガ第32節でもフランクフルトに5-1と快勝し、公式戦無敗記録は「48」に到達。これは59年前にベンフィカが打ち立てた記録に並び、欧州最多タイ記録になった。9日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・準決勝セカンドレグのローマ戦に敗れなければ、新記録樹立となる。
セリエA(イタリア)
優勝クラブ:インテル シモーネ・インザーギ監督体制3年目の今シーズン、序盤から安定した戦いを披露したインテルは、第6節サッスオーロ戦以降、リーグ戦で無敗を維持。第32節終了時点で勝ち点「83」を獲得すると、第33節で“宿敵”ミランとの“ミラノ・ダービー”を制して、3シーズンぶり20度目のリーグ制覇を決めた。 5試合を残して優勝を確定させたインテルは、昨シーズンのナポリや2018-19シーズンのユヴェントスらと並ぶセリエA最速タイ記録を達成。なお、インテルは2006-07シーズンにも5試合を残してスクデットを獲得しており、優勝の最速記録を2度達成したセリエA史上初のクラブになった。 また、チームを率いるインザーギ監督にとっては、記念すべき指揮官キャリア初のセリエA制覇。2021年夏の就任以降6つ目のタイトルとなったが、これはインテルの指揮官としては、エレニオ・エレーラ氏、ロベルト・マンチーニ監督(現:サウジアラビア代表)に次ぐ歴代単独2位の数字とのこと。今回のスクデット獲得により、ジョゼ・モウリーニョ氏のインテルにおける記録を上回ることとなった。