欧州5大リーグの優勝争い、残すはプレミアリーグのみ【欧州主要リーグ優勝クラブまとめ】
リーグ・アン(フランス)
優勝クラブ:パリ・サンジェルマン(PSG) ルイス・エンリケ監督就任初年度の今季は、スタートダッシュで苦しんだ。開幕から2試合連続で引き分けスタートとなると、第5節ニース戦では今季初黒星を喫した。しかし、その後は安定して勝ち点を積み上げ、第13節終了時点では首位に浮上。以降は無敗をキープし続け、3試合を残してリーグ・アン3連覇を決めた。 PSGはこれでフランス1部史上最多を更新する通算12度目のリーグ制覇。また、これがクラブ通算50個目となる記念すべきタイトルとなった。 なお、PSGはリーグ・アンで現在26試合無敗を継続しており、13日のトゥールーズ戦で負けなければ、クラブ歴代最長記録に並ぶことになる。そして、今季すでに制覇したリーグ・アン、トロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)に加え、クープ・ドゥ・フランス(決勝進出)と3冠の可能性を残している。
ラ・リーガ(スペイン)
優勝クラブ:レアル・マドリード 今季のレアル・マドリードは、開幕5連勝と好スタートを切ったあと、第6節アトレティコ・マドリード戦で1-3と敗れたものの、その後は無敗をキープ。第18節以降は首位を堅持し、4試合を残して36度目のラ・リーガ優勝を決めた。 8日の時点で、レアル・マドリードは得点数が「74」でリーグ最多、失点数も「22」でリーグ最少(クリーンシート18試合)、得失点差は「+52」と圧倒的な数字を残している。 なお、今回の優勝により、カルロ・アンチェロッティ監督は同クラブでラ・リーガ、チャンピオンズリーグ(CL)、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャをそれぞれ2回制したことになり、獲得したタイトル数は指揮官としてクラブ歴代2位となる「12」に積み上がった。122年間にも及ぶレアル・マドリードの歴史でアンチェロッティ監督を上回るのは、選手と監督の両方でUEFAチャンピオンズカップ(現CL)を初めて制したことで知られるミゲル・ムニョス・モスン氏のみ。2度にわたって“白い巨人”の指揮官を務めた経験を持つ同氏は、合計15年間で14個のタイトルを獲得しており、アンチェロッティ監督が今季のCLでクラブを優勝に導いた場合は、両者の記録が「1」差に肉薄することとなる。