「エンブレムの重みを…」鹿島アントラーズ、小池龍太を完全移籍で獲得! 横浜F・マリノスで「終わりを覚悟することも」
J1リーグの鹿島アントラーズは18日、同じくJ1の横浜F・マリノスから29歳のDF小池龍太を完全移籍で加入することを発表した。両クラブの公式サイトで伝えられている。かつてベルギーでもプレーしたサイドバックが5シーズン過ごしたクラブを離れ、新たなクラブで躍進を誓う。 【一覧】移籍情報2025 Jリーグ全60クラブ 新加入・昇格・退団・期限付き移籍・現役引退 小池は2019年8月に柏レイソルからベルギーのスポルティング・ロケレンへ完全移籍。しかし、2020年4月にクラブが裁判所から破産宣告を受け、退団を余儀なくされた。そして、FIFA(国際サッカー連盟)から移籍期間外での移籍が特例で容認され、横浜FMへ完全移籍。本職の右SBのみならず、左SBやCBとして活躍し、2022シーズンのベストイレブンにも選出されるなどリーグ優勝に貢献した。 しかし、2023年3月、練習中に右膝蓋骨を骨折。2023シーズンは公式戦1試合のみの出場となった。その後、怪我から復帰となったものの、今季は公式戦12試合の出場にとどまっている。 小池は横浜FMのクラブ公式サイトを通じて「復帰を目指し励んでいた日々、特に今シーズンは契約最終年と重なり、プロサッカー選手としての終わりを覚悟することもありました。それでも自分はもう一度戻れると信じ、戻ってからは、まだチームの役に立てると自信もありました。念願の復帰を果たしてからは、もし自分がいなくなることになっても、チームとして変えてはいけないこと、下げてはいけない基準、これまで積み上げてきたこと、これから体現してほしいサッカーや想いは残る選手や若手、チームに伝えておきたいと思い必死にピッチを走りました。その想いはファン・サポーターの皆さまにも伝わっていたら嬉しいです」などとコメントしている。 さらに、新天地となる鹿島の公式サイトでは、「鹿島アントラーズで戦うための責任感や、エンブレムの重みをすぐに理解できるとは思っていませんが、日々真剣にサッカーと向き合うことで、深く感じていきたいと思います。そして、これまで歴史を築いてきた選手たちのように今を必死に戦うことで、新たな歴史をチーム一丸となり築いていきます」などと伝えた。
フットボールチャンネル編集部