鏡優翔選手に山形県民栄誉賞 パリ五輪女子レスリング金メダル
山形市出身でパリ・オリンピック女子レスリング76キロ級で金メダルを獲得した鏡優翔(ゆうか)選手(23)に24日、山形県から県民栄誉賞が贈られた。 【写真特集】パリ五輪 レスリング女子76キロ級 鏡優翔が金メダル 国重要文化財で旧県庁舎の県郷土館「文翔館」(山形市)を両親とともに訪れた鏡選手は、吉村美栄子知事から賞状とともに、サクランボや最上川などをモチーフにデザインされた純銀製の記念メダル(県民栄誉章)、県産米「雪若丸」などが手渡された。 式典後、鏡選手は「自分が育った県で賞をいただけて、温かい気持ちになった。(金メダル獲得は)県民の皆さんの応援があってこその結果。私が頑張ることで、県を盛り上げるきっかけになればいい」と笑顔で語った。 山形県出身者や居住者らに贈られる県民栄誉賞は、2010年バンクーバー冬季オリンピックのスピードスケート男子500メートルで銅メダルを獲得した加藤条治さんのほか、これまで大相撲の横綱、柏戸剛氏、冒険家の大場満郎氏、作家の藤沢周平氏や井上ひさし氏らが受賞し、鏡選手で9人目となる。【竹内幹】