霞ヶ関を「ホワイト化する」若手官僚の士気向上に注力 河野行革担当相
河野太郎行政改革担当相は17日、記者会見し、自身が関与する国家公務員制度の課題について「これだけ霞ヶ関を志望してくれる人が減り、せっかく省庁で勤務を始めた若い人がかなり早い段階で辞めたいという状況になっているというのは霞ヶ関極めて危機的状況になると言わざるを得ない」と危機感を露わにした。
河野担当相は「やはり給料はそんなに高くないが、国のためにやりがいのある仕事を求めて、若い人が来てくれて、本当にやりがいある仕事をやってもらうのが大事」と指摘。ただ、「色んな霞ヶ関の若い人と話しをしていると、非常に無駄な時間、無駄な作業、どうでもいいような仕事が多くて、という声(を耳にする)。ここで仕事をやっていて、自分は成長できるんだろうかという焦りのようなものが非常に強く聞こえてくる」と述べた。 そして、「そういう状況を一刻も早く改善していかないといけないのかなと思う。霞ヶ関の『ブラック』な状況をなんとか『ホワイト化』することを優先順位高くやっていかなければならない」と意気込んだ。