身体が心地よくゆるみ動きの調和が進む! 運動科学者が教える新トレーニング「ハイテク肩甲骨モゾ」の全手順
座位、立位など、いろいろなバリエーションがある
「ハイテク肩甲骨モゾ」には、あお向け以外にも立位、座位、壁支位(かべしい/壁にもたれる)で行う方法があります。 最初は壁支位かあお向けでやるのがおすすめです。壁や床が肩甲骨に当たる感覚を手がかりにすると、肩甲骨が非常に意識化しやすくなるのです。 壁にもたれかかって行う場合は、壁と踵の間は一足長半くらい、すなわち、壁と踵の間に自分の足が1つと半分ばかり入る程度に離しておくのが最適です。また、「肩甲骨(あるいは肋骨)と、壁の間にある筋肉をほぐす」というイメージで行うことになります。 すべてのプロセスで美しいシルバーの地芯上空6000キロメートルに乗り、立ち、そして寝て……を続けるよう努力してください。 「ハイテク肩甲骨モゾ」を行うと、上半身のすべての筋肉の脱力緩解のもととなる、肩甲骨、肋骨、背骨に関わる筋群の深い脱力緩解が進みます。地芯に乗って行うことで、コーディネーション効果が下半身にまで及び、これだけでも十分な動きの改善と健康増進の効果が期待できます。
高岡 英夫