58歳で「年収800万円」ですが、定年後も“再雇用”で働く予定です。給料がかなり下がると聞きますが、平均でどの程度下がるのでしょうか…?
再雇用後に減った収入を補填してくれる制度
再雇用後に給与が減額されてしまうことで、今までどおりの生活が送れるかと不安に思う人もいるでしょう。その場合は「高年齢雇用継続給付」の活用を検討してみましょう。 高年齢雇用継続給付とは、再就職手当金などの基本手当を受給していない60歳以上65歳未満の人を対象に、賃金額が60歳時点で支給されていた額の75%未満になった場合に支給される給付金です。 最高で賃金額の15%に相当する額が支給されます。収入が減額した分が全額補填されるわけではありませんが、収入が減って不安に感じる人は利用を検討してみましょう。
再雇用後は給与が減る可能性が高い
定年を迎えた後も再雇用で働く場合、役職の変更によって定年前と比べて給与が現役時代の「50~75%未満」に下がる可能性が高くなります。 再雇用になって給与が下がり生活費に不安を感じる人は、「高年齢雇用継続給付」が利用できる場合があります。生活費の補填として検討してみましょう。 出典 株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター 【基本報告書】シニア層の就業実態・意識調査2023 -個人編 60~74歳- 独立行政法人労働政策研究・研修機構 高年齢者の雇用に関する調査(企業調査) 厚生労働省 Q&A~高年齢雇用継続給付~ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部