韓国が政権交代すれば「反日」へ舵切る? 大統領は弾劾免れるも命運は尽きた
前政権では「レーダー照射」騒動
その李氏は、疑惑の多い人物でもある。 前回の大統領選で虚偽の発言をしたとして公職選挙法違反の罪に問われ、ソウル中央地裁は23年11月15日、李氏に懲役1年、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。李氏は控訴しているが、次回の大統領選前に罪が確定したら立候補できなくなる。 ほかにも、土地開発を巡る不正疑惑や北朝鮮への送金疑惑など、複数の裁判を抱えている。先述のハンストも、実はこうした疑惑による逮捕から逃れるためではないかと批判され、広く賛同を得られなかった。 とはいえ、最大野党の党首であり、政権交代は必至とみられる現時点では、次期大統領に最も近い人物と言えそうだ。 先述の通り、前大統領の文氏のもと「共に民主党」が政権与党だった時期は、日韓関係が冷え込んでいた。2018年には、韓国海軍の駆逐艦が自衛隊機に、攻撃を意図する火器管制レーダーを照射したのではないかとして、波紋を呼んだ。 現在のような日韓政府の「蜜月」が、一変するかもしれない。