【肝臓から脂肪を落とし、痩せ体質になる方法】運動は大切、でも頑張らなくてもOK!筋肉量をアップして脂肪を燃焼。そしてちょっと意外?口腔ケアも忘れずに
肝臓から余分な脂肪を落とし、脂肪を燃やすには筋肉が必要だ。また、余計な脂肪をため込まないようにするために、ちょっと意外かもしれないが、口の健康維持も大切なのだとか。そんな近年の研究結果も含め、ダイエットを成功させるための秘策をご紹介。肝臓の専門医であり、脂肪肝などの肝臓病、メタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣病の予防と治療を目的とした診療を長年続けている、日本肝臓学会専門医の栗原毅さんに詳しく教えてもらった。
タンパク質摂取+適度な運動で筋肉量アップ!
肝臓に余分な脂肪が蓄積してしまった状態、脂肪肝を改善するには、食事と並んで運動がとても大切!「えー、やっぱり運動しないといけないの?」「運動は苦手、続かない」なんて言っているあなた、大丈夫! 今回、栗原先生に紹介いただいたのは、無理なく続けられて効果も抜群の「ゆる筋トレ」だ。 「私のクリニックでは、患者さんが継続できる運動や生活習慣をいろいろ考案してきました。痩せるにはやはり運動が大切です。なぜかというと、筋肉は糖質や脂質をエネルギーとして消費する器官。筋肉量が少ないと脂肪が消費されにくく、体脂肪はなかなか減りません。肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などからタンパク質をしっかり摂取することと合わせ、週3回程度、適度な運動をする必要があります」 実は、日本人女性は世界的にみても「筋肉量が少ない」といわれている。2018年の日本肥満学会で問題視されて以降、懸念されていることだそう。 「日本人女性の筋肉量が少ない理由としては、ダイエットなどによって食事量(特にタンパク質)が不足していることに加えて、運動不足が挙げられています。さらに、筋肉量は年齢とともに低下しやすくなるので、OurAge世代の皆さんはぜひ運動習慣をつけるようにしたいですね。 とはいえ、運動は昔から苦手で…とか、仕事で疲れていて動くのもおっくうで…という人も多いかもしれませんね。そんな運動が苦手な人でも無理なく続けられるエクササイズ、そして運動以外にも痩せるのに大事な口腔内の健康について今回はお話ししましょう」