琵琶湖の天然うなぎとおいしい水で生まれた地酒と。 唯一無二の「うなしゃぶ」などプレミアムなグルメスポット5軒
47都道府県のおいしい食を求める旅企画。今回ご紹介する滋賀県は、〈NOTA&design〉代表の加藤駿介さんに、大津市(湖南)エリアを案内してもらいました。唯一無二の「うなしゃぶ」が食べられる〈おゝ杉〉や、人気和菓子店〈茶菓 山川〉などを紹介します。
加藤駿介〈NOTA&design〉代表 かとう・しゅんすけ/1984年、滋賀県信楽生まれ。東京の広告制作会社勤務後、信楽に戻り陶器のデザイン、制作に従事。2017年に自社スタジオ〈NOTA&design〉、ギャラリー&ショップ〈NOTA_SHOP〉を設立。陶器を中心にグラフィック、プロダクト、空間等様々な制作とディレクションを手がける。
1.〈おゝ杉(おおすぎ)〉で味わう唯一無二の「うなしゃぶ」
京都から電車で約10分。大津はかつて、東海道の宿場町として栄えた地域です。この地にひっそりと佇む〈おゝ杉〉の名物は「うなぎしゃぶ」。時季によっては、琵琶湖・沖島でとれる天然うなぎを骨切りし、昆布だしの土鍋に入れ、自家製の熟成ポン酢で食べます。これが絶品。店主・大杉真五さんは、京都の日本料理店〈たん熊〉で修業し、地元大津に店を構えて約30年。日本料理の基本に独創性を加えた料理が評判で、私が大津で一番好きなお店です。京都は鱧しゃぶですが、地元の食材を使った独自の名物を、と考案したそう。実は滋賀県には酒蔵が30以上あって、長浜の「七本鎗」や東近江の「喜楽長」、高島の「不老泉」など個性派ぞろい。豊富なラインナップの地酒とうなぎしゃぶがよく合います。(加藤駿介さん) おゝ杉 (おおすぎ) 住所:大津市中央3-4-30 TEL:077-526-3824 営業時間:17:00~23:00 定休日:日休、祝不定休
2.〈お食事処アケミ〉で大きなエビフライをオーダーする
〈お食事処アケミ〉(大津市長等2-9-34)は店主一人で切り盛りする、大津で長年親しまれる洋食店。好きなメニューは大きい「エビフライ」。