中国抜き世界一の人口大国に…“巨象”インドに活路を見出せるか!?愛媛の人材獲得戦略は?訪印のミッション団に密着
例え14億人いても…判断は個人「人生をかけて来る一人一人に見合う待遇」が課題
人口減少に伴う市場の縮小、それに人材不足は今回のミッションの参加者が共通して抱く危機感です。 カネシロ 小池正照社長: 「我々リサイクル・廃棄物やってますけれど、今松山でやっている仕事がそっくりそのままインドの街でも需要が十分あると。極端に言ったら(出先の機関を置かなくても)手ぶらで行ったとしても何らかの可能性は十分にある」 マルトモ 明関眸副社長: 「やっぱり人の多さで活気を感じてますね。こちらベジタリアンの方が多いって聞いたので、野菜の出汁、ブイヨン、そういったものが販売の可能性があるのかなというふうに思いました。やっぱり百聞は一見に如かずで本当に見に来て良かったなって思います」 門屋組 門屋光彦社長: 「日本は分かってますけど愛媛のことを全然知らない。そういう我々にとっての課題というのは気付いたことがありましたから、選ばれる愛媛、選ばれる松山になっていくことっていうのがこれからの課題かなと」 岡社長: 「14億人いるから何とかなるだろうっていうのは全く無くて、技能実習生一人一人は個人で判断するんで、そして彼らが人生かけて来てるんで、それに見合うような待遇とか提案をしていかないと来てくれないなって。彼らが(愛媛で)勉強してもらって将来インドに帰るかどうか分かりませんけど、その時に我々のビジネスを拡大するチャンスがそこにみられるとすごく素晴らしいけど、それは私の代では無理ですね」 Q.すごく長いスパンでの取り組みになる? 「そういう風にしたいってだけですね。私が1人でできるとは思いません」 愛媛が直面する危機の打開に向け、未知の可能性を秘めた超大国インド。 その“巨象”の鼻先を愛媛のほうに向けさせるのは、決して容易なことではなさそうです。 ※3月3日(日)午後4時から南海放送テレビでは30分の特別番組「NEWS CH.X 南アジアの“巨象”インドに活路を見出せ」を放送。より詳細な内容をお届けします。