車検時の「OBD検査」10月から本格運用 国交省作成のチラシはOBD検査ポータルでダウンロード可能
国土交通省は4日、自動車検査制度(車検)の検査項目に10月1日から「車載式故障診断装置(OBD)検査」を加えると発表した。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置など、新車への搭載が進む先進安全技術の誤動作や故障による事故を防ぐのが狙いだ。 OBD検査の本格運用は、国産車が10月から、輸入車が2025年10月から。国産車は21年10月以降、輸入車は22年10月以降の新型車が検査の対象となる。運転支援装置、自動運行装置、排出ガス抑制装置を検査する。 国交省は「新しいクルマに、新しい車検がはじまります」とのキャッチフレーズで、OBD検査を紹介したチラシやポスターを作成し、整備事業者が顧客への入庫案内などで活用できるように「OBD検査ポータル」でダウンロードできるようにした。今月中には全国の運輸支局と軽自動車検査協会の事務所にもチラシを置く予定だ。