5年後に「セレナ」を購入したいので、「400万円」貯めたいです。ボーナスはないのですが、毎月どうやって貯めたらいいですか?
何か大きな買い物をしたいと考えたとき、前もって計画的な貯蓄を行う人も多いでしょう。しかし、物価の上昇を受けて生活費がかさみ、なかなか貯金ができないと悩むことがあるかもしれません。 本記事では、5年後にセレナの購入資金の400万円貯めるには、毎月いくら貯蓄すればよいか紹介するとともに、継続的に貯蓄を進めるためのコツを紹介します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
5年後に400万円貯めるための月の貯蓄額
5年後に車を購入するために400万円貯めるのであれば年間で80万、毎月約6万7000円貯金する必要があります。毎月6万7000円は決して小さな額ではありません。生活に負担がかからないように車の購入代金を確保するためには、計画的に貯蓄を進める必要があります。生活費の予算を事前に決め、貯金するためのお金を確保することが大切です。
使いすぎを防いで計画的に貯蓄する方法
本項では、お金の使いすぎを防いで計画的に貯蓄するための方法を紹介します。 ■収支の把握とコストの見直し 計画的に貯蓄するためには、家計の収支を把握し、生活コストを見直すことが大切です。多くの人が「お金が貯まらない」と感じる理由の一つとして、資産や負債のバランスを正確に把握できていないことが挙げられます。収入額は分かっていても、詳細な支出額を把握している人は少ないでしょう。 まずは、家賃や水道光熱費、食費などの家計収支を大まかにリストアップし、何にどのくらいお金を使っているのか把握することが大切です。 収支を把握できたら、生活費に占める割合が大きい項目から見直していきます。まずは固定費から見直すとよいでしょう。固定費は毎月必要な金額で、見直しをすることで長期間にわたって節約効果が期待できます。 例えば、保険の契約内容を見直してみましょう。保険のプランを再確認し、必要のないオプションを削除すれば、保険料の節約が可能です。また、一定期間の利用権を買うサブスクリプションサービスなど、利用頻度が少ないサービスは解約しましょう。 ■決まった金額を先取り貯金する 計画的に車の購入資金を確保するなら、先取り貯金を実践しましょう。 先取り貯金とは、収入があったタイミングであらかじめ決めておいた金額を先に貯金へ回し、残りを生活費としてやりくりする方法です。例えば、給与が入ったら6万円を貯金口座に移し、残りの金額を生活費として使用します。毎月一定額を強制的に貯金して、計画的に貯蓄を増やしてみてください。 ただし、収入に対して貯金する金額の割合が多ければ、生活が苦しくなる可能性があります。そのため、最初は無理のない範囲で貯金を始めることが大切です。月収の10%から貯金を始め、ゆとりができたら少しずつ増やしていくなどすれば、長続きしやすいでしょう。 ■目的別に口座を作る 目的別に複数の口座を作ると、計画的に貯蓄がしやすくなります。一つの口座にすべての貯金をまとめてしまうと、現金が足りなくなるたびに口座から引き出し、本来貯金すべきお金まで使ってしまう可能性があるでしょう。 貯金するための金額を毎回引き出せば、目標金額を達成するのが難しくなってしまいます。貯金用や生活費用など、目的別に口座を分けておけば貯金を管理できるようになり、モチベーションの維持にも役立つでしょう。 また、多くの金融機関には自動振込予約の機能があります。自動振込予約をしておけば、給与の振込口座から貯蓄用口座への振込が自動で行われます。自動振込を利用して、時間や労力を節約しながら貯蓄してみてください。
5年後に400万円貯めるためには毎月約6万7000円の貯蓄が必要
5年後にセレナを購入するためには、毎月約6万7000円を貯金する必要があります。継続的に貯蓄を行うためには、毎月の収支を把握し、計画を立てることが大切です。また、毎月残った金額のみを貯金する場合には、月末にお金が残らず貯金ができなかったという事態になりかねません。セレナを確実に購入するためにも、先取り貯金を心掛けましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部