パタゴニアが考えるモノの循環「新品よりもずっといい」。Worn Wearポップアップが開催中!
このパタゴニア、確かに新品よりもずっといいかもしれない。 アパレル産業が抱える深刻な環境問題への解決策として、「Worn Wear」事業を打ち出しているパタゴニア。自社製品を修理、再販してリサイクルする循環型サービスのことで、現在は一般ユーザーからの買取も開始。対象製品は、機能に問題がないパタゴニアの中古のウェアやラゲッジ、アクセサリーと幅広い。 【写真8点】「パタゴニア WornWear」詳細写真をチェック パタゴニア 東京・渋谷では現在、期間限定でWorn Wearポップアップストアが開催されている。コンセプトは「新品よりもずっといい」。リペアやリユースによってモノを大切に長く着続けられれば、無駄な消費を抑えられるということを訴えている。
ポップアップストアの全容をチェック!
Worn Wearのポップアップイベントは今回で3回目。パタゴニア製品の中古ウェアの販売のほか、寿命が尽きた中古ウェアを使ってリメイクした「Recrafted リクラフテッド」製品も販売する。 長く着続けることの大切さを伝える展示や、週末にはリペアイベントを開催するなど「衣類の循環」に焦点を当てた。
パーカやシャツ、ショーツにギアなどさまざまな中古のパタゴニア製品が広がるエリアには「必要ないモノは買わないで」というステートメントが掲げられている。 ついつい安いから、珍しいからで軽々と買ってしまうことも多い古着だが、不必要なものまで買うということは、やはりパタゴニアがいう「無駄な消費」にあたるのかもしれない。
寿命が尽きた製品が組み合わされ、リメイクされた「Recrafted リクラフテッド」製品。
店頭に並ぶレトロX・ジャケットも、消耗したポケットの部分が切り替えられていた。
製品のなかには、ファスナー部分の色が左右アシンメトリーになっているものも。新品にはない格好良さがあるプロダクトだ。 たとえ壊れてしまっても、こういったリペア方法があると知れば、長く着るモチベーションにもつながりそうだ。
パタゴニア愛用者たちの私物の展示。長く着続けると各人のストーリーが生まれ、愛着もより湧いてくる。