夏空安定せず 今夜もゲリラ雷雨注意 関東・東北で発雷確率高め 道路冠水や浸水恐れ
昨夜は関東南部を中心に雷雨となり、東京都を流れる野川と仙川には一時「氾濫危険情報」が発表。今日7日も気温上昇に伴って、積乱雲が発達。特に、東北や関東の内陸部ほど発雷確率が高め。突然空が暗くなってきたら、非常に激しい雨や落雷、竜巻などの突風の恐れも。
午前中から局地的に積乱雲が急発達
昨夜は関東で雷雨となり、東京都を流れる野川と仙川には一時「氾濫危険情報」が発表されました。 今日7日も気温上昇に伴って、積乱雲が急発達しています。 山形県の西川町大井沢では午前11時34分までの1時間に37.0ミリの激しい雨が降りました。山形県や福島県を中心に所々でどしゃ降りの雨となり、落雷を観測している所もあります。
夏空安定せず 今夜もゲリラ雷雨注意 都心も天気急変の恐れ
今日7日も、暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定です。 特に、東北や関東の内陸部では午後の発雷確率が高くなっていて、ゲリラ雷雨が発生する可能性があります。突然空が暗くなってきたら、非常に激しい雨や落雷、竜巻などの突風が吹く恐れがあります。 東京都心も昨夜に続き、再び天気が急変し、大雨や雷雨となる可能性があるでしょう。短時間でも大雨が降れば道路が冠水したり、車の運転はアンダーパスを通るのが危険な場合があります。雷の鳴る音が聞こえたり、急に冷たい風が吹くなど積乱雲が近づいている兆しがあれば、早めに安全な建物に移動し、とどまるようにしてください。 また、明日8日も夏空が安定せず、局地的な大雨や雷雨に注意が必要です。こまめに雨雲レーダーを確認するようにしましょう。 (予想降水量) 7日午前6時から明日8日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所) 東北地方 100ミリ 関東甲信地方 100ミリ その後、明日8日午前6時から明後日9日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所) 東北地方 60ミリ 関東甲信地方 80ミリ
街中でゲリラ豪雨(局地的な大雨)が発生 避難のポイントは
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。 ①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。 ②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。 ③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子