ストレッチだけで痩せることは可能だった!専門家による痩せやすいストレッチの3つのポイント
ハードなワークアウトが苦手な人に朗報。ストレッチのような軽いワークアウトでも痩せることができるという。パーソナルトレーナーの林健太さんは「個人差や運動歴にも関係しますが、ストレッチで筋肉が増えることは証明されています。つまり、痩せやすい体を作ることができる上に、睡眠の質を向上させ、ストレスを軽減できる」と話します。 【動画】痩せるために効果的なおすすめストレッチ5つ 今回はストレッチで痩せるためのポイントを解説! ▼林健太/NESTA公認トレーナー・SIXPADオフィシャルトレーナー
ストレッチだけで痩せることは可能?
「冒頭にも述べた通り、個人差や運動歴にも関係しますがストレッチだけで痩せることは可能です。もちろんそれに付随した規則正しい食生活は必要不可欠なので、ストレッチだけで簡単に痩せるということはありません。 ストレッチによる柔軟性の向上で、普段から動きやすく疲れにくい体を作るという点では、無意識に運動量が増えて、同じ食生活でも痩せていく人も期待できます。 最もストレッチ要素の強い運動といえばヨガ。 20代女性の5人に一人がヨガを取り入れているようで、ストレッチの重要性やそれによる健康効果は多くの人に期待されています」
痩せるためのストレッチをするときのポイント3つ
日々のストレッチにより、柔軟性が高く痩せやすい体を求めるのであれば、反動や動きを使わず、ゆっくりと持続的に筋肉を伸ばしていく“スタティックストレッチ(静的ストレッチ)”を行う方が良いと林さん。詳しく理由をみていこう。 ①「スタティックストレッチ(静的ストレッチ)」が基本 「反動や動きを使うダイナミックストレッチやバリスティックストレッチ(動的ストレッチ)は、筋肉を伸ばしすぎることで反応するセンサーの興奮性を高めてしまい、筋肉が収縮する働きを強くしてしまいます。 筋肉が切れないようにする自動制御装置の働きをするので、動的ストレッチは運動前、日々のストレッチや運動後は静的ストレッチ、と使い分けることで安全かつ効率的に痩せることにも繋がるでしょう。 筋肉は意図的に縮むことはできるが、伸びることはできない。つまりどれだけ意識しても筋肉は伸びないので、筋肉を意識する筋トレの時とは対照的に、ストレッチの時は意識を外すことが望ましい」 ②ストレッチ時間は30秒~1分程度 痛みが強くなりすぎない範囲で30秒~1分程度静止して行うことを心がけてみよう。 ③筋肉を付けてダイエットしたい人は、筋トレも並行して 「筋肉をつけてダイエットをしたいという人は、ストレッチと並行して筋トレを行うようにしてください。ストレッチによって痩せることは、筋肉量が増えたことによる代謝アップや、筋トレによるダイエット効果とは異なります。ストレッチの要素を筋トレに応用した、伸長性収縮をうまく取り入れることで、効率の良い筋力アップが可能です。 伸長性収縮とは、筋肉が伸びながら力を発揮している状態で、重いものをゆっくりと下ろすなどの動作です」