ワークマン「Future TECHレインスーツ」がハイスペックになった予想外の理由
羽倉: 「Future TECHレインスーツ」は見た目が非常にシンプルなので、派手なデザインの製品が多いワークマンのレインウェア売り場ではなかなか目立たないのですが、実際はこのように、レインウェアとしての機能は非常に充実しています。レインウェアとしての使い勝手は絶対に良いので、実際に着て使ってもらえると、リピートしていただけると確信しています。 山田: 僕はこの「Future TECHレインスーツ」を着て雨のなかウォーキングをしてみたのですが、不快感はまったくありませんでした。裾のポケットのなかに設けられたスマートフォンポケットも、軽くジョギングしてもスマートフォンが邪魔にならず、非常に便利でした。 羽倉: 「エコ」も非常に重要なポイントです。原料や製造過程も非常に厳しく選定しており、「これ以上のエコはない」というレベルまでこだわっています。一般のお客様はもちろん、最近は企業もエコを非常に重視しているので、「Future TECH」をエコという観点で制服や作業着に使われる法人もたくさんあります。 また、「Future TECHレインスーツ」は4,900円という売価を決めて企画しました。低価格を実現させるために数十万点という大量発注をしていますし、為替の影響を受けにくいようにしているので、今後値上げする可能性は低いと考えています。
シアサッカー素材のレインウェア
山田: 「Future TECH」シリーズではレインウェアとしては珍しい、シアサッカー素材の製品も展開されています。
羽倉: 山田さんと共同開発したシアサッカー素材のスーツなど、ワークマンではタウンスタイルの素材としてシアサッカーが定着しているので、シアサッカーの風合いでレインウェアをつくれないかということで何度も試作を繰り返しました。
羽倉: 止水ファスナーなどの付属品も生地と同じ色にすることで、タウンウェアとしての雰囲気を高めています。
目指すのは「レインウェアに見えないレインウェア」
羽倉: こちらは今回初公開となる、2024年秋冬の「Future TECH」の新製品です。