「次長、早くLINE見てくださいよ…だと!」アラフィフ中間管理職が絶句。報連相も仕事も全部LINEの部下に思う「俺は君の何なのか?」
「私とそう変わらない年齢です。なんというか若造りしているというか、新しいものにどんどん飛びつくタイプで自分は若者についていけている!とでも言いたいんじゃないですか。私はLINEを業務に取り入れるのにも反対したくらいです。もちろんそんな意見は通りませんでしたけど」。 洋介さんがLINEを繋いでいるのは、役職ありのグループ、部署のグループ、それ以外に社長や同僚、部下など個別で交換している人もいるそうだ。 「ちゃんと返信を返す人もいれば、スタンプで済ませる人、既読だけと本当にさまざま。合わせるだけでも疲れちゃいますよ。それに若者たちはこちらのお願いにはまるで耳を貸さないのにもかかわらず、休日のLINEはやめてほしいだとか、自分たちの主張だけしてくるんですよね。特に私の部署は若い奴が多いので、散々ですよ」。 そんなある日、若い部下の1人が、得意先の部長との間でトラブルが起こすことになる。 「先方からのLINEに、返信をしなかったというんです。既読スルーってやつですね。何で返事をしなかったのか聞いて、驚きましたよ」 LINEなどのSNSを仕事で使うときは、テキスト外の「スキル」も求められる。【後編】ではLINEを社外との営業ツールとして使った部下が起こした「想定外の事態」について詳報する。 取材・文/悠木 律