「次長、早くLINE見てくださいよ…だと!」アラフィフ中間管理職が絶句。報連相も仕事も全部LINEの部下に思う「俺は君の何なのか?」
社内なら百歩譲ろう。でも、社外との営業もLINEはどうか?
LINEは今や誰もが使う、ツールのひとつだ。もはや生活インフラのひとつと言っても過言ではないだろう。LINEが運営するLINEキャンパスによると2023年6月の時点で月間ユーザー数は9500万人。10代から60歳以上、どの年代も満遍なくユーザーが存在する。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「北海道から沖縄まで日本中にユーザーが分布していることから、都市部や地方という区切りもなさそう。まさに生活に欠かせないインフラと言えるでしょう」 仕事の場面でもメールではなく、LINEでやりとりをすることも増えている。 「逆にメールはあまり見ない、そんな人もいるくらいです。同調査によるとLINEユーザーを職業別にみたとき、最も多いのは会社員です。便利になる一方、やりとりにおけるルールや常識が問題視されることもあります。特に年代によってもそのギャップがあるようですね」 「。」で終わる文体を若者たちは怖く感じるという話題やメールは一往復か、それとも一往復半問題話題も記憶に新しい。今回は若者たちとのLINEのやりとりで悩んでるというある男性に話を聞くことができた -----------------
玉木洋介さん(仮名・48歳)は、中小企業の中間管理職だ。昨今の連絡はLINEがほとんど。 「ビックモーターとまではいきませんが、かなりの数のLINEが行き交っています。見落としから生まれるトラブルはかなり多いですね。私自身もかなり注意をしていますが、言ったじゃないですか?と部下に言われてしまうことも」。 若者たちにとっては、LINEを送る=報告になるらしい。 「業務の中でも大事なことはいわゆる報連相は、LINEだけでなく口頭でも報告をしますよね、我々世代は。ただ若い子たちにその常識はないようで、LINEを送る→既読がつく→報連相完了、そういう構図だということに気がつくまでに結構時間がかかりました」。 洋介さんが口頭での報告を何度か促すと部下たちからはブーイングの嵐。 「参っちゃいましたよ。コスパ悪いということらしいです。結局、上からも今の時代、パワハラと言われると面倒だから気をつけろよと釘を刺されてしまいました。なんだか、こうやってこちら側が我慢をする構図、本当に正しいんですかね?考えてしまいますよ」。 社長はどちらかというと若い子贔屓らしい。