スポーツサングラスの雄「Oakley(オークリー)」の 大定番モデル「フロッグスキン」が生まれた背景と進化の過程
1975年にアメリカのカリフォルニアにて、ジム・ジャナードが設立した「Oakley(オークリー)」。その後、スポーツ用のゴーグルを展開したことよりアイウェア業界に参入。オークリーの中でもっとも歴史が古いサングラスのひとつが「フロッグスキン」だ。 今回はそんな定番モデル「フロッグスキン」がどのようにして生まれたのか、その誕生の背景と、その後の進化の歴史について、オークリーのプロダクトマーケティング部門のグローバルディレクターであるアリソン ジョーンズさんにお話を伺った。
デザインとイノベーションの追求こそがブランドの哲学
プロダクトデザインとスポーツパフォーマンスの分野で世界をリードする「オークリー」。現在、900件以上の特許を所有するその歴史をグローバル ディレクターのアリソン・ジョーンズはこう語る。 「『オークリー』は南カリフォルニアにてジム・ジャナードの手によって誕生しました。最初はモトクロス用品の代理店としてスタートし、モトクロス用のハンドグリップを展開していたのです」 ブランド設立当初にアイウェアを手掛けていなかったことは意外だったが、どのようにしてアイウェアを展開するに至ったのだろう。アリソン・ジョーンズはこう続ける。
「1980年、『オークリー』は最初のモトクロス用のMXゴーグルである“Oフレーム”でアイウェア市場に参入します。そのゴーグルがトップライダーの間で評判を呼び、徐々にアイウェアのブランドとしてその知名度を広げていきます。 その後、初のスポーツパフォーマンスサングラスやスキーゴーグルを開発。スタイリッシュなデザインと世界最高レベルの機能性と快適性を追求したプロダクトは、アスリートに信頼され、『オークリー』はスポーツサングラスのトップメーカーに成長するのです」
「オークリー」のアイウェアはゴルフの松山英樹選手、スノーボードの平野歩夢選手など、さまざまな競技のトップアスリートが契約選手として愛用しているのは周知のとおりだ。