阪神・及川雅貴、ロッテ・佐々木朗希やオリックス・宮城大弥ら同世代に負けん!「すごい刺激受けている。嫌でも目に入ってくる」
阪神・及川雅貴投手(23)が7日、甲子園球場で行われた中学硬式野球の「第20回タイガースカップ」の表彰式でプレゼンターを務めた。ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦するロッテ・佐々木朗希投手(23)を筆頭に、今季は及川にとって同学年の2001年生まれの活躍が目立った。かつて「高校BIG4」の一人だった左腕が、6年目となる来季へ決意を新たにした。 最速140キロを投げる「スーパー中学生」だった頃を思い出していた。タイガースカップの表彰式で子供たちと向き合った及川が今もっとも気になるのは、プロで続々と才能を開花させていく同学年の選手らの存在だ。 「すごい刺激は受けている。嫌でも目に入ってくるし。置いていかれないように。負けないように頑張りたい」 代表格はポスティングシステムで米大リーグに挑戦する佐々木と、押しも押されもせぬオリックスのエースとなった宮城だ。今季は長岡(ヤクルト)が最多安打のタイトルを獲得し、森敬もDeNAの遊撃の定位置をつかみつつある。 「(長岡は)同じ千葉県(出身)でドラフトの時から知っていたし、森(敬)は高校が同じ神奈川県(桐蔭学園高)。なんやかんや、つながりはある」 及川も横浜高時代は佐々木や同僚の西純、奥川(ヤクルト)とともに「BIG4」として注目され、2020年ドラフト3位で入団。23年は33試合に登板し、3勝1敗7ホールドと救援で奮闘したが、先発転向した今季の1軍登板はわずか9試合で1勝3敗、防御率2・76。足踏みしてしまった。 「僕は開幕に1度も1軍にいたことがない。開幕1軍と2桁勝利を目指したい」と、11月26日の契約更改交渉後の会見でも開幕ローテ入りを目標に掲げた。来年1月には3年連続で岩崎が主催する静岡県内での合同自主トレに参加する。 「何年も活躍されている方。調整法や(マウンド上で)どういう心構えでいるかなど、もう一回、確認してみたい」 これまでの自分とは違う。同学年のスターたちにこれ以上、差を広げられるわけにはいかない。(三木建次)