阪神・才木“金本バット”が火を噴く!来季は10安打2発「一番話し合った」才木モデルのグラブは爆売れ中
阪神・才木浩人投手(26)が6日、大阪市内で行われた「SSKスタッフ会議」に出席し、来季は“バッティング開花”を誓った。打撃成績の目標を10安打と、球団の日本投手では1981年の山本和行以来44年ぶりとなるシーズン複数本塁打の2本に設定。今季も継続して使用した金本知憲モデルのバットが火を噴くか-。来季はマウンドだけでなく、打席からも目が離せない。 チーム最多勝右腕が思い描くのは、“二刀流”での活躍だ。アドバイザリー契約を結ぶSSK社と、来季の用具について打ち合わせした才木。他の選手と比べると短めの40分ほどで終えたが、うそか誠か、「バットが一番話し合った」と笑いながら打ち明けた。 「今年(の安打数は)3本。ツーベースも1本打ってるので。来年こそはホームランを狙いたい」。キャリアハイの13勝が注目されるが、3安打も堂々のキャリアハイ。打撃でも自信を深めただけに、プロ初アーチへ色気を見せた。 「ヒット10本は打ちたいっすね。ホームラン2本ぐらい目指したい」とハードルを高めにして、「神宮と東京ドームで1本ずつ」と付け加えた。球団日本投手の2桁安打は1998年の藪恵壹(11安打)が最後。複数本塁打は86年にゲイルが2発を記録しているが、日本投手に限ると81年山本の3発以来、生まれていない。 今年から販売されている才木モデルのグラブは、「プレミア12の効果もあって、当初想定の倍以上の売り上げ見込み」(SSK社スタッフ)とセールスは好調。来季も同じグラブの使用を決め、バットも33・5インチ、880グラムの“金本バット”を継続する。「『おまえ、バッティングへぼい』って、ナメられてる。この後、素振りしないといけないので!!」と“才木節”で取材を締めくくった。 ◆主な“打てる阪神投手” まず阪神在籍時で最もプロ通算本塁打を記録した投手は、野手兼任選手を除けば、1947~56年まで現役だった梶岡忠義の通算12本塁打。最近では、藤浪晋太郎が18年9月16日・DeNA戦で満塁本塁打を記録するなどNPB通算3本塁打。打撃センスも注目される西純は勝負強さを発揮しておりプロ通算得点圏打率.375(16打数6安打)。なお、外国人投手では02年から2シーズン在籍したムーアが02年に2度の猛打賞。翌03年は打率.326(43打数14安打)で3割超え。