【クラシック オブ ザ デイ】メルセデス Gクラス「ゲレンデヴァーゲン」の伝説は45年前に始まった
首長のおもちゃになった3軸車
「メルセデス Gクラス」の3軸バージョンは、オーストラリア軍のために開発された。このモデルをベースに、2013年には壮大な「メルセデスG 63 AMG 6×6(544馬力、760Nm)」が開発され、首長たちのお気に入りのおもちゃとなった。
2018年、「W463」シリーズの「メルセデスGクラス」は、W463Aとしてフルモデルチェンジされた。素朴なドアハンドルを除けば、先代と変わらない部分はない。最大の違いは、全幅が12センチも拡大したことだ。
メルセデス・ベンツ Gクラスの45年
メルセデスGクラスは1979年に発売された。2024年、このオフロードの恐竜は45歳の誕生日を迎える。
1970年代半ば、ダイムラーの商用車部門は、シュタイアー・ダイムラー・プフと共同で真の自動車用キャンターを開発した。1975年にシリーズ生産が決定され、1979年に最初の市販車両が製造された。
初代のディーゼルおよびガソリン仕様の最高出力は72~150馬力だった。このパワーは、特に悪路でその真価を発揮するクライミングアーティストの本領を発揮するには十分だった。ほとんどどんな場所でも問題なく走破できる。車重などもデビュー当時は1775㎏からと比較的軽かった。
リーフスプリングの代わりにコイル構造を採用し、リジッドアクスルにはトレーリングとトランスバースコントロールアームを装備。日本にも導入されたカブリオレモデル。最終的には電動で動くようになった。
1979年当時のベース価格は32,600ドイツマルク(約280万円)で、当時のメルセデスSクラス(W116)のベースモデルよりも安かった。当時のホイールベースは2,400mmと2,850mmの二種類だが、2,850mmで2ドアという変わったモデルもチョイスできた。
特にセレブリティの間では、黒、白、シルバーの恐竜はカルト的な人気を博し、長い間待たされた。1980年以来、バチカンは煌びやかな白のGモデルを”パパモビル”として保有している。