水泳の消費カロリーはどのくらい?より脂肪を燃焼させるための方法も伝授
水泳の消費カロリーはどれくらい?
一般的に水泳はかなりのカロリーを消費する。でも具体的には、体重や運動強度、泳ぎ方など、いくつかの要因によって左右されるよう。ハーバード大学医学大学院の推定によると、30分ゆったりと泳ぐ水泳で消費できるカロリーは、一般的に以下のとおり。 ・体重57kgの女性は約180カロリー ・体重70kgの女性は約216カロリー ・体重83kgの女性は約252カロリー 強度を上げ、30分力強く泳いだ場合には、消費カロリーは以下のように増える。 ・体重が57kgの女性は約300カロリー ・体重が70kgの女性は約372カロリー ・体重が83kgの女性は約444カロリー 泳法によっても消費カロリーは大きく異なる。例えば、体重が70kgの女性が30分平泳ぎで泳ぐと約372カロリー消費できるのに対し、30分バタフライで泳ぐと約409カロリーを消費できる。
水泳で消費できるカロリーは、ランニングやサイクリングをするより多い?
水泳は、努力次第でトレッドミルやエアロバイクで消費するカロリーと同じくらい(あるいはそれ以上)のカロリーを燃焼することができるそう。 ハーバード大学医学大学院によると、1マイル(約1.6km)を10分のペースで走る場合には、30分間のランニングと水泳で消費されるカロリーはほぼ同じ。でも、走るペースが1マイルあたり11分以上になると、水泳をしたほうがより多くのカロリーを消費できるとか。 水泳とサイクリングでも同じ。適度なペースで30分ペダルを漕ぎ続けると、体重が70kgの女性は約260カロリーを消費できる(これは、力強く30分泳いだ場合に比べて、約100カロリー少ない)。ところが、ペダルを漕ぐ速度を最大限に上げた場合には30分で約391カロリー消費でき、これはバタフライで30分泳いで消費できるカロリー(約409カロリー)に匹敵する。
水泳の消費カロリーを左右する要素とは?
主な要因は、体重、泳法、運動量(強度)、泳ぐ時間(長さ)の4つ。強度と時間に関しては明白で、ガニエいわく、長く力強く泳ぐほど消費カロリーは増加する。 体重も大きな要素になるとか。なぜなら、体重が重ければ重いほど、水中で体を動かす労力が増えるから。体が大きい人も、水中の表面積が増え、その分水の抵抗も増えるので、泳ぎ続けるためにはより多くの労力が必要になる。 泳法によっても消費カロリーは大きく異なる。ガニエによれば、ある泳法は他の泳法に比べてもっと技術的であるため、より多くのエネルギーを消費する。例えばバタフライでは、水中で難しいドルフィンキックを行いながら、両腕を水から外に広げて素早く前に伸ばす動作をこなすため、より穏やかな平泳ぎに比べるとはるかに体力を使う。